研究内容(公募後期)
A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム
| 研究項目 | A01 | |
|---|---|---|
| 研究課題 | 臨界期におけるシナプス成熟の分子メカニズムの解明 | |
| 研究代表者 | 氏名 | 深田 正紀 |
| 機関 | 名古屋大学・大学院医学系研究科 | |
| 専門分野 | 神経科学 | |
| リンク | https://www.med.nagoya-u.ac.jp/neuropharmacology/fukata/ | |
| 研究の目的 | 臨界期は“神経回路の再編成と可塑性が亢進する限られた時期”と定義され、その基盤には、発達期における神経回路の再編成やシナプス成熟が重要な役割を果たす。発達期の興奮性シナプスは、NMDA受容体のみを有する未成熟なシナプスから、神経活動依存的にAMPA受容体を含むシナプスへと成熟する。最近、AMPA受容体をシナプス後部で捕捉する足場蛋白質PSD-95が、眼優位性可塑性における臨界期終了に必要であることが報告された。つまり、PSD-95を介したシナプスの成熟・安定化が臨界期を終了へと導くと考えられる。しかし、臨界期におけるPSD-95を介したシナプス成熟機構は十分に理解されていない。本研究では、PSD-95の制御因子として申請者らが独自に見出した(1)パルミトイル化脂質修飾関連酵素と、(2)てんかん関連リガンド-受容体 LGI1-ADAM22を起点として、臨界期シナプスの成熟機構を明らかにする。 | |










