研究内容(公募後期)
A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム
| 研究項目 | A01 | |
|---|---|---|
| 研究課題 | 自発的行動出力のフィードバックを介した臨界期運動回路の自己構築 | |
| 研究代表者 | 氏名 | 能瀬 聡直 |
| 機関 | 東京大学・大学院新領域創成科学研究科 | |
| 専門分野 | 神経生物学 | |
| リンク | http://bio.phys.s.u-tokyo.ac.jp/index.html | |
| 研究の目的 | 動物は自身が生み出す運動の結果を常にモニターし、その成否に照らして神経回路を再編成することで、適切かつ柔軟な運動制御を可能とします。発生・発達期に特に顕著なこの可塑性は動物が適応的な行動を実現するのに必須の機構ですがその仕組みは不明です。本研究ではコネクトミクス解析により運動回路の全体像が明らかになりつつあるショウジョウバエ幼虫をモデルとしてこの問題に迫ります。これまでに胚発生過程における運動経験が機能的な運動回路の発達に必須であることを示し、運動経験が働きかける標的としてM/A27神経回路を同定しています。臨界期において、この回路は自発活動により自ら未熟な運動を生成し、そのフィードバックを介して自身を再編成することで運動回路の発達を牽引します。本申請研究ではこの回路再編成の基盤を追究することにより、種を越えて働くような運動回路の自己構築の仕組みを解明することを目指します。 | |










