研究内容(公募後期)
A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム
| 研究項目 | A01 | |
|---|---|---|
| 研究課題 | マイトファジーによる臨界期の調節とその再開 | |
| 研究代表者 | 氏名 | 井上 敬一 |
| 機関 | 新潟大学・医学部 | |
| 専門分野 | 生化学 | |
| リンク | https://www.med.niigata-u.ac.jp/mit/ | |
| 研究の目的 | 脳の発達期可塑性には臨界期があり、これは神経系の成熟の過程で失われる。一方で、神経細胞はその発生・発達の過程で、ミトコンドリアを一度小さく断片化させ(リモデリング)、その後の成熟過程でミトコンドリアを大きくすることで、神経活動に必要なATPの生産・供給体制を整える。ミトコンドリアのリモデリング時には、ミトコンドリアの分裂とマイトファジーによるミトコンドリア分解が起こり、ミトコンドリアを小さく断片化する。本研究では、リモデリング時のマイトファジーによるミトコンドリア分解が、その後の神経細胞の成熟や臨界期の成立を調節するのではないかと考え、独自に開発したマイトファジー不全マウスを用いて、この可能性を検証する。さらに、成体脳においてマイトファジーを再活性化することで、臨界期の再開に挑戦する。 | |










