研究内容(公募後期)
A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム
| 研究項目 | A01 | |
|---|---|---|
| 研究課題 | 思春期に発達する皮質神経回路の解明 | |
| 研究代表者 | 氏名 | 今井 猛 |
| 機関 | 九州大学・大学院医学研究院 | |
| 専門分野 | 神経科学 | |
| リンク | https://www.lab.med.kyushu-u.ac.jp/dn/ | |
| 研究の目的 | 哺乳類の中枢神経系は、胎児期・幼児期のみならず、思春期にかけて発達が続くことが特徴的である。胎児期・幼児期の神経回路発達に関しては理解が進んだものの、思春期において中枢神経系の神経回路がどのように発達し、高次脳機能が獲得されるのかはよく分かっていない。思春期の神経回路発達は臨界期可塑性に深く関わると考えられているほか、統合失調症など、思春期以降に発症する様々な精神疾患の発症機構とも関わっていると考えられる。本研究では、独自に開発した透明化脳の超解像イメージングや神経回路トレーシング技術を駆使し、思春期における大脳皮質神経回路の発達過程を明らかにする。大脳皮質の感覚野において入出力のハブとである5層ニューロンに着目し、思春期に発達する入出力回路の同定を行う。また、遺伝学的・薬理学的手法を用いて思春期特異的な皮質回路発達の機構並びに感覚・行動制御における役割の解明を目指す。 | |










