研究内容(公募後期)
A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム
| 研究項目 | A01 | |
|---|---|---|
| 研究課題 | 生後のストレス脆弱「臨界期」を担うクロマチン制御と神経回路の解明 | |
| 研究代表者 | 氏名 | 川口 大地 |
| 機関 | 東京大学・大学院薬学系研究科 | |
| 専門分野 | 分子神経生物学 | |
| リンク | https://molbio.f.u-tokyo.ac.jp/ | |
| 研究の目的 | 生後発達期のストレスは長期的な影響をもたらし、その後の精神疾患の発症リスクを高めることが知られている。興味深いことに、成長後にストレスを受けても精神疾患にはつながりにくい場合があり、生後発達期はストレスに対する神経回路変化の可塑性が高い「臨界期」であることが示唆されている。しかし、生後発達期のストレスによりいかなる神経回路の変化が引き起こされ、成長後の行動変容と関連しているのかについては不明な点が多く残されている。また、ストレスの記憶を長期に維持する分子基盤についても殆どわかっていない。本研究では、生後発達期のストレスにより引き起こされる回路ネットワークの変化を全脳レベルで包括的に調べる。さらに、いかなる細胞種においてストレスが記憶されているのかについて、エピジェネティックなメカニズムに焦点を当てて解析を行う。これにより、行動変容の原因となる回路や分子メカニズムを明らかにしたい。 | |










