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研究内容(公募後期)

A01

A02

科研費

研究内容(公募後期)

A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム

研究項目 A01
研究課題 細胞小器官による大脳皮質ニューロンの投射先依存的な臨界期制御メカニズムの解明
研究代表者 氏名 壷井 將史
機関 東京大学・大学院工学系研究科(工学部)
専門分野 神経科学
リンク http://webpark2042.sakura.ne.jp/WordPress/jp/
研究の目的 細胞小器官(オルガネラ)は細胞内の適切な区画に局在し、ニューロンの局所機能の発揮に貢献する。興味深いことに、一部の神経回路では臨界期終了後もその可塑性を維持しており、可塑性維持の有無は同一軸索の区画ごとに異なる。これは、軸索区画ごとに可塑性を制御するメカニズムが存在することを意味するが、その分子実態の多くは不明である。本研究では、Ca2+交換や脂質輸送など重要な生化学反応を担うオルガネラ間接触に着目し、オルガネラ接触場の違いが軸索区画ごとの可塑性を制御する可能性を検証する。そのために、我々が独自に発展させてきた光学顕微鏡観察と電子顕微鏡観察を組み合わせた手法により軸索区画ごとのオルガネラ接触の状態をナノメートルレベルの解像度で明らかにする。さらにオルガネラ接触場の操作により、臨界期終了後も特定の軸索区画で可塑性を維持する分子メカニズムの解明を目指す。

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