研究内容(公募前期)
A01 発達期の臨界期神経回路再編成のメカニズム
研究項目 | A01 | |
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研究課題 | 再編成を続ける記憶回路におけるシナプス刈り込みの意義の解明 | |
研究代表者 | 氏名 | 坂口 昌徳 |
機関 | 筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構 | |
専門分野 | 成体脳のニューロン新生、記憶、睡眠 | |
リンク | https://sakaguchi-lab.org/ | |
研究の目的 | 海馬ではニューロンが生涯新生を続ける.この新生ニューロンは臨界期にシナプス可塑性が一過性に増大する(図).申請者は,この臨界期の新生ニューロンがレム睡眠時に活動することが、記憶固定化に必要であることを見出した(Kumarら,Neuron, 2020).さらに臨界期ニューロンが既存の神経回路と同期活動し、シナプス伝達効率を変化させ記憶を固定化することを示唆する結果を得た.そこで本研究ではこの同期活動とシナプス刈り込みを通じて記憶を固定化する機構を明らかにする.このために振動の特定のタイミングで神経活動の光操作が可能な閉ループ制御装置と,シナプス伝達効率を光で操作が可能な光ツール,自由行動下で光操作と神経活動観察が同時に可能な独自の超小形蛍光顕微鏡を組み合わせる.本研究は成体海馬のニューロン新生をモデルとし,臨界期を迎えるニューロンが生まれ続ける記憶回路の再編性のメカニズムを明らかにする. |